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2024年10月、金ヶ瀬上町福寿会(かながせかみまちふくじゅかい)は、女川方面へ1泊2日の研修旅行を実施しました。参加者は15名。交通手段は旅館の送迎バス。訪問先は石巻市震災遺構門脇(かどのわき)小学校、女川温泉華夕美(はなゆうび)、蒲鉾本舗高政(たかまさ)、道の駅「おながわ」です。
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金ヶ瀬を出発
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10月25日、快晴。バスは大高山(おおたかやま)神社前および駐在所前から会員を乗せ、12時30分に金ヶ瀬を出発。国道4号を走って岩沼へ。岩沼ICから高速道に乗り、春日PAでトイレ休憩。石巻港ICで高速道を降り、震災遺構門脇小学校へ向かいました。
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震災遺構 門脇小学校
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石巻市は東日本大震災の教訓を後世に伝え継ぐために、震災遺構門脇小学校を整備し公開しています。今回は被災した校舎の外観を眺めただけですが、できれば内部も見学してみたいものです。詳しくは椙山(すぎやま)女学園大学の栃窪研究室が制作した動画をご覧ください。
東日本大震災シリーズ105 震災遺構門脇小学校 |
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華夕美へ到着
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門脇小学校から日和大橋で北上川を渡り、万石浦(まんごくうら)に面した女川温泉華夕美へ。万石浦は何度か通過していますが、華夕美に泊まるのは初めてです。添乗員がチェックインの手続きを済ませるあいだ、福寿会の面々はロビーで過ごします。
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華夕美の周辺散策
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安着祝いの前に旅館の周辺を散策。華夕美は海のすぐそば。遊歩道は整備されていませんが、とりあえず海辺を歩いてみましょう。華夕美の近くで小さな船だまりを見つけました。観光客が立ち寄るような場所ではありませんが、「海に来たな」という感じがしました。
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安着祝い
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それぞれの部屋ごとに安着祝いが始まりました。この安着祝いを楽しみにしている人も多いはずです。華夕美の建物は老朽化していますが、部屋は思いのほか広く、8年前に改装しているので不便さは感じられません。窓の外には万石浦が広がっています。
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万石浦の夕陽
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夕食まで時間があるので夕陽を見に行きました。従業員に「夕陽が一番綺麗に見えるのはどこですか」と尋ねると、駐車場の「あの辺り」と返ってきました。さっそく「あの辺り」へ行ってみた。夕陽が万石浦を染めて、渡波(わたのは)の海へ沈んで行きます。
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夕食
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4階の大広間「津軽の島」で夕食。簡易な間仕切りをした隣の部屋には、別のグループ客がいて子供の声がうるさかった。しかし、立場を変えれば“あちらさん”も同じことで、おじいさんたちのカラオケ演歌を聴かされて、ウンザリだったかも知れません。お互いさまですね。
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万石浦の朝
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10月26日、朝食前の早朝散歩。華夕美の駐車場は手頃な展望スポットです。万石浦には津軽島が浮かび、流留(ながる)地区の山肌を、霧が滝のように流れ落ちていました。もう一度、昨日と同じ船だまりへ行ってみた。万石浦は波もなく、時間が止まったように穏やかでした。
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朝食
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朝7時。4階のレストラン「月の浦」で朝食。早めに行って窓辺のテーブルを確保。海を眺めながらの朝食でしたが、もともと食べ物には無頓着で、どんな料理だったか忘れてしまいました。女性会員たちが満足していたので、たぶん料理は良かったのだと思います。
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華夕美を出発
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朝9時30分、会計を済ませて華夕美を出発。出発前に「記念の写真を撮りましょね」ということで、玄関前に全員集合。大河原町では解散する老人クラブが多く、存続しているのは7団体のみです。金ヶ瀬地区では、この上町福寿会だけになりました。
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蒲鉾本舗 高政
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華夕美から蒲鉾本舗「高政」へ。工場と店舗を兼ねた建物は、愛称を「万石の里」といいます。入館してスリッパに履き替え、工場を見学。見学後は店内で買い物をしていただく段取りです。高政は本店所在地の女川の他に、仙台、石巻にも店舗を構えています。
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道の駅おながわ
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高政で買い物したあとは道の駅「おながわ」へ。女川の街は大震災ですっかり変わってしまいました。平成27年、駅から港へ向かって一直線に伸びる新しい商店街が完成。令和3年には、その商店街がまるごと道の駅「おながわ」に認定されました。商店街全体が道の駅という、風変わりな道の駅です。
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女川港
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道の駅に隣接して女川の港が広がっています。女川港は気仙沼港・石巻港・塩釜港と共に宮城県4大漁港の1つで、主な魚種はサンマと養殖ギンザケ。また、女川港からは金華山、江島、出島(いずしま)へ定期船が出ています。50年以上も昔のことですが、波の音を録音したいという友人と一緒に江島へ行ったとき、ひどく船酔いをした。そんなことを思い出しながら、新しくなった港の周辺を歩きました。
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帰着
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バスは10時30分に女川を出発。窓の右手に女川駅が見える。駅には日帰り温泉施設「ゆぽっぽ」が併設してあるので、またくる機会があったら入ってみよう。窓の左は港へ続くショッピングモール。もう、昔の女川ではない。曽波神(そばのかみ)大橋で北上川を渡り、石巻女川ICから三陸自動車道に乗って帰路についた。12時40分、終点の大高山神社前に到着。会員の忘れ物はないかバス内を点検し、無事に研修旅行を終えることができました。
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