地理と地域
旅行記
制作:千本桜 歌麿
公開:2013年5月6日
最終更新:2024年5月7日
E-mail:tiritotiiki@gmail.com
写真
広島原爆ドーム 撮影2016.9.6

 旅は、やはり若い時にするのがよい。いろいろ旅した中でいまも記憶が鮮やかなのは、1に下北半島徒歩旅行、2に日本一周自転車旅行、3にパリ独り歩きだが、すべて二十歳前後に経験した旅ばかりである。あのころは、初めて目にする景色に感動して小躍りしたものだ。しかし、中年になると感動の起伏が小さくなり、何を見ても「こんなものだろう」と流してしまうようになった。それが寂しくて「このごろ旅をしても感動が薄くなりました」と明治生まれの先生に話したところ、「それは君の目が肥えてきたからだよ」と諭されたことを懐かしく思う。白髪となったいま、旅行の回数は多々あれど感動を伴う旅は滅多にない。いつかまた、下北半島 牛滝集落の青い空を見て震えたように、感動が血管を伝わって体の隅々に達するような旅をしてみたいものだ。



旅行記一覧
白桃夫妻と松島へ
HP公開:2024年5月 旅行:2024年3月
千葉県から白桃ご夫妻が訪ねてきた。目的は大河原の一目千本桜。ところが、予想より開花が遅れて桜はまだ蕾。急遽、行先を変更し、松島と定義如来を案内することになった。
右輪台山のしだれ桜と陽林寺
HP公開:2024年3月 旅行:2023年4月
福島市の右輪台山のしだれ桜と陽林寺はガイドブックに登場することも少なく、パンフレットや地図も作られていない隠れ名所です。どちらも知名度は高くはないが、有名スポットになる前に行ってみました。
フランクフルト&パリ
HP公開:2024年3月 旅行:1974年2月
昭和49年、初の海外旅行を決行。当時としては大々的な旅でしたが、記憶が薄れてほとんど覚えていない。いま、断片的に残る記憶をかき集め、ホームページにまとめておこうと思う。これも終活の1つかな。
気仙沼・高田・大船渡
HP公開:2024年1月 旅行:2023年10月
宮城・岩手両県を股にかけ、気仙沼・陸前高田・大船渡へ1泊2日の旅。東日本大震災の傷はまだ癒えず、遊びを楽しむには少し気が引ける地域ですが、リアス海岸の美しい風景を目に焼き付けてきました。
古刹 慈恩寺
HP公開:2023年12月 旅行:2023年8月
山形県寒河江市の慈恩寺は、開山約1,300年の歴史を持つ古いお寺。2014年に旧境内一帯が国史跡に指定。2021年にはガイダンス施設(慈恩寺テラス)も完成して、新たな観光地として注目されています。
福寿会 松川浦へ行く
HP公開:2023年11月 旅行:2023年10月
金ヶ瀬上町福寿会は令和5年10月29、30日の2日間にわたり、移動研修会を実施しました。参加者は18名。研修先は山元町の震災遺構中浜小学校および相馬市の松川浦。宿泊旅館はホテルみなとやです。
霊山の秋
HP公開:2023年2月 旅行:2022年11月
友達から旅の誘い。霊山へ行きたいので案内してくれという。しかし、霊山のどこへ行って何をしたいのか、そこのところが伝わってこない。そうか、とにかく「霊山」と呼ばれる所へ行きたいのだな。
東日本大震災・原子力災害伝承館
HP公開:2022年11月 旅行:2022年10月
双葉町は東日本大震災の大地震で震度6強を観測し、沿岸部は高さ16.5mの大津波におそわれた。さらに、原子力発電所の事故により、町の全域に避難指示が出されて無人の町となった。日帰り旅行です。
追憶の鳥取砂丘
HP公開:2022年7月 旅行:1969年7月
忘れかけてた古い写真に出くわした。お! 懐かしい。これは鳥取砂丘じゃないか。まだ髪がふさふさしていた頃の自分が、写真の中からこっちを見ている。青春時代の日本一周自転車旅行を回想します。
栃木 夕暮れ散歩
HP公開:2022年2月 旅行:2021年12月
むかし、栃木は栃木県の県庁所在地だった。しかし、明治17年に県庁は宇都宮に移され、栃木はわずか13年で県都の幕を閉じた。そのような歴史を持つ栃木は、国登録の有形文化財の宝庫である。
京都 東山から四条河原町
HP公開:2020年9月 旅行:2007年8月
東山の泉涌寺を出発し、三十三間堂・清水寺・三年坂・高台寺・円山公園・知恩院・八坂神社・祇園花見小路・建仁寺・四条河原町・新京極・先斗町などを歩き回りました。夏の京都は暑かった。
斜陽都市 両津
HP公開:2019年10月 旅行:2019年9月
両津は佐渡の玄関口にして最大の都市である。だが、活力の衰えが止まらない。人口の推移からするとボロボロの衰退都市だが、賑やかだった頃の建物が残っているから、市街地の外観はまだ都市的に見える。
桃の花咲く福島へ
HP公開:2019年1月 旅行:2018年4月
白桃さんと紅桃さんを案内して、桃の花咲く福島へ向かった。桑折の旧伊達郡役所、飯坂の花ももの里、中野不動尊、医王寺。いずれも地味なB級観光スポットだが、なかなか乙なものである。
偉人の町 水沢
HP公開:2018年10月 旅行:2018年7月
江戸時代後期の蘭学者 高野長英、その甥の子で後に東京市長となる後藤新平、そして後藤新平の1つ年下で第30代内閣総理大臣となった斎藤實の足跡を訪ねて、岩手県奥州市の水沢へ行ってきました。
銀山・瀬見と新庄まつり
HP公開:2018年2月 旅行:2017年8月
同じ町に住む同世代の男6人、1泊2日で山形県へ旅をした。銀山の温泉街を歩き、大石田で蕎麦を食し、瀬見温泉の迷旅館「喜至楼」に宿泊。メインは新庄まつりで、宵まつりと本まつりの双方を見物した。
岩出山・中新田・吉岡めぐり
HP公開:2018年2月 旅行:2017年4月
地理が好きな白桃&千本桜。宮城県の羽後街道沿いに発展した岩出山・中新田・吉岡の街めぐりに出発。たぶん、他の人には何が楽しいのか理解できないマニアックな旅です。観光というより巡検かな。
奥只見ダムと大湯温泉
HP公開:2017年9月 旅行:2016年5月
同じ町内の同世代7人。会津と越後を股にかけ、柳津虚空蔵尊・沼沢湖・シルバーライン・奥只見ダム・大湯温泉・出雲崎・寺泊・弥彦神社・弥彦山を観光。宿泊は大湯温泉「村上屋旅館」でした。
白桃&千本桜の置賜めぐり
HP公開:2016年6月 旅行:2016年4月
飲ん兵衛の白桃と下戸の千本桜が山形県の置賜地方へ旅をした。目的は高畠、赤湯、宮内、小松、米沢の街並み観察。地理のことならなんでも好きな二人の、マニアックでディープな旅行記です。
男7人 鶴岡・村上の旅
HP公開:2015年10月 旅行:2015年6月
ちょっと疲れた男たち7人が山形県鶴岡と新潟県村上を旅した時の記録です。羽黒山・善宝寺・加茂水族館・由良海岸・温海温泉・鼠ケ関・笹川流れを観光。宿泊は温海温泉「萬国屋」でした。
道後温泉 早朝散歩
HP公開:2013年5月 旅行:2010年5月
道後温泉カラクリ時計のそばで、ホームレスのおじさんに会いました。おじさんは望まれずに生まれてきた身とか。でも、そんな優しい目をして身の上話をするのは良くないよ。つい、ほろりとするじゃないか。
レトロチック気仙沼
HP公開:2013年5月 旅行:2007年8月
街は役目を終えて衰退に向かうとき、いぶし銀のような光を放す街と、そうでない街があるように思える。繁栄期に資本が投資され蓄積された気仙沼は、夏の日の斜陽を浴びて、いぶし銀の光を放していた。
遠い日のカンバス 下北
HP公開:2013年5月 旅行:1968年9月
下北の奥地の人々はトロッコに乗って町に出るという。ヒバの原生林に包まれたその地方へ少年時代の私は思いを馳せた。そして十九の夏、下北半島の徒歩旅行を決行。遠い日の旅の感動を綴ります。
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