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このページは、2023年5月に撮影した茨城県水戸市の写真を掲載しています。まず、茨城県庁を見学。その後、水戸駅から大工町まで歩きながら中心街を観察した。県庁は25階建て、県内一の高層ビルである。水戸駅南口は20世紀に入って激変し、想像以上の都市景観に発展していた。南口から南北通路を通って北口へ。水戸駅北口付近は地形が複雑で坂道が多い。銀杏坂を通って黄門さん通りへ。黄門さん通りは、中心街の南町、泉町、大工町を貫通するメインストリート。県都だけあって街並みは都会的。しかし、商業の場が郊外へ移動して、人通りはそれほど多くない。
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目 次
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1・茨城県庁とその周辺 県庁、展望ロビー、県庁南大通りなど、写真を12枚掲載
2・水戸駅南口 水戸駅南口玄関、駅南中央通りなど、写真を7枚掲載 3・水戸駅北口 水戸黄門と助さん格さん像、北口バスのりばなど、写真を5枚掲載 4・銀杏坂 銀杏坂交差点、中央郵便局、宮下銀座商店街など、写真を7枚掲載 5・南町 黄門さん通り 常陽銀行本店、アーケード商店街など、写真を6枚掲載 6・泉町 黄門さん通り 市民会館、京成百貨店、旧川崎銀行など、写真を7枚掲載 7・大工町 黄門さん通り 水戸黄門像、大工町交差点など、写真を4枚掲載 8・大工町歓楽街 松の木通り、旦那横丁、泉町仲通りなど、写真を7枚掲載 9・芸術館通り エントランスホール、シンボルタワーなど、写真を6枚掲載 |
茨城県庁は水戸の都心から南へ5km離れた笠原地区にある。広々した敷地には、県庁、議事堂、警察本部などが配置され、高さ116mの県庁舎は県内一の高層ビルとなっている。25階の展望ロビーから眺めると、遠くに水戸の中心街が広がり、ビルが建ち並んでいるのが見える。一方、県庁周辺の笠原地区は戸建ての住宅が多く、県庁所在地らしからぬ低層な街並みとなっている。県庁を取り巻く街路はどれも立派で美しい。県庁西側の県道50号には自動車販売店などが張り付き、北通りには開発公社ビルや市町村会館が建ち、東通りには大型商業施設のロゼオが立地している。県庁の正面入口に当たる県庁南大通りは特に立派で美しい。道幅は40m。歩道も広くて街路樹が美しい。まるで緑の公園の中を歩いているようだった。
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茨城県庁
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議事堂
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警察本部
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県庁25階の展望ロビー
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展望ロビーから南側を俯瞰
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展望ロビーから北側を俯瞰
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県庁西側 県道50号
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県庁北通り 開発公社ビル
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県庁北通り 市町村会館
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県庁北通り セキスイハイム前
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県庁東通り ロゼオSC前
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県庁南大通り 県庁入り口付近
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水戸駅南口は大規模再開発により劇的に変貌した。駅ビルのエクセルみなみ、商業ビルのオーパ、ダイワロイネットホテルやシネコンが入居するCOMBOX310などが駅前広場を取り囲み、それらがすべてペデストリアンデッキで繋がっている。しかも2006年〜2011年に建設された新しいビルばかりである。桜川に沿って桜が250本。河畔にはスマイルホテル、アパホテル、プリンスホテルが建っている。駅南中央通りは幅員40m、道幅の広い幹線道路で、駅南中央交差点は城南地区のヘソ。新たなビジネス街が出現していた。
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水戸駅南口玄関
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オーパとエクセルみなみ
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COMBOX310とオーパ
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駅南大橋と駅南中央通り
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桜川と桜並木
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駅南中央通り 駅南中央交差点
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駅南通り 駅南中央交差点
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水戸駅は南口にエクセルみなみ、北口にエクセル本館を配し、買い物客でにぎわっている。南口から南北通路を通って北口のペデストリアンデッキへ。デッキには助さんと格さんを従えた水戸黄門像が建ち、その隣には大きな提灯を下げたお休み処が設置してある。水戸は岐阜、八女とともに提灯の三大産地なのだとか。デッキ下の地上部はバスのりばで、バスが頻繁に発着している。北口駅前は駿優予備校、東進育英舎、河合塾などの予備校が目につく。駅周辺の地形は起伏があって坂道が多い。銀杏坂を登って中心街へ向かった。
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北口のペデストリアンデッキ
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水戸黄門と助さん格さん像
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ベデストリアンデッキお休み処
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北口 バスのりば
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北口駅前の国道50号
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国道50号のうち、北口駅前と中央郵便局前交差点の間を愛称「銀杏坂」という。道幅の広い坂道で延長は400m。日光証券向かいの大銀杏が愛称の由来です。銀杏坂という町名はありませんが、銀杏坂の名は、銀杏坂交差点、銀杏坂バス停、銀杏坂商店会など広く愛用されている。沿道で目立つのは、東進育英舎などが入居する富士ビルと高層マンション「ライオンズ水戸グランフォート」、そして中央郵便局です。銀杏坂の西側に建つ東照宮の鳥居をくぐり、昭和の匂いがするアーケード街の宮下銀座商店街も観察した。
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日光証券向かいの大銀杏
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銀杏坂交差点
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歩道橋から眺めた銀杏坂
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銀杏坂バス停付近
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中央郵便局付近
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宮町 東照宮の鳥居
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宮町 宮下銀座商店街
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国道50号のうち、中央郵便局前交差点から大工町交差点までの1.5km区間を、愛称「黄門さん通り」という。水戸の中心街、南町、泉町、大工町を貫通するメイン通りだ。南町は金融機関が集まるビジネス街。黄門さん通りに面して、筑波銀行、常陽銀行、損保ジャパン、明治安田生命などのビルが林立している。南町で目立つのは19階建てのマンション「レーベン水戸」。ビジネス街なのにマンションが目立つのは少し残念。南町三丁目はアーケード商店街だが人通りは多くない。アーケードが切れた先に、みずほ銀行が見えた。
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筑波銀行前の国道118号
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常陽銀行本店とレーベン水戸
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常陽銀行本店付近の歩道
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アーケード商店街北側
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アーケード商店街南側
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みずほ銀行前 南町三丁目交差点
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泉町は商店街そして業務街。黄門さん通りにはフコク生命、第一生命、東日本銀行、三菱UFJ銀行などが並んでいるが、存在感が大きいのは、やはり京成百貨店だろう。地下2階、地上10階建てのドッシリした建物である。京成百貨店の向かいには市民会館が完成して、オープンする日を待つばかりとなっていた。訪問した日は、京成百貨店と市民会館をつなぐ上空通路の建設中だった。泉町三丁目にたたずむ洋風建築の旧川崎銀行は、アートプラザとして生まれ変わるとか。大工町にほど近い泉町西端にはスーパーホテルが進出している。
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フコク生命付近
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市民会館付近
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市民会館と京成百貨店
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市民会館
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京成百貨店
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旧川崎銀行
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スーパーホテル付近
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黄門さん通りを歩いて大工町へ。城下町だった時代、大工が多く住んでいたので大工町という。道路南側にはホテル「ウエストヒルズ」と水戸信用金庫大工町支店が構え、北側には水戸黄門像と大工町交番が置かれている。交番前の大工町交差点は黄門さん通りの終点で交通の要衝。直進して国道50号を進めば「筑西 笠間」へ、右折は「宇都宮 大子」、左折は「石岡 茨城」への道路案内標識が設置してある。こうした案内標識を見るのも街歩きの楽しみ。普段は見かけない地名に非日常性を感じ、遠い街に来ていることを実感する。
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ホテルウエストヒルズ
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大工町バス停
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水戸黄門像と大工町交番
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国道50号 大工町交差点
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大工町歓楽街は黄門さん通りの北側に広がるネオン街。スナック、バー、居酒屋などがひしめく盛り場だ。歓楽街は大工町を中心に泉町、五軒町、栄町の一部に跨っているが、地元では歓楽街一帯をまとめて大工町と呼んでいる。日中だけど大工町歓楽街を歩いてみた。旦那横丁、松の木通り、泉町仲通りのアーチ看板は街のシンボル。まんまる、NaNa、エレガンス。どんな店か知らないが、店主の思いがこもった店名を見るだけでも楽しい。文政5年創業の中川楼はうなぎ、明治5年創業の山口楼はあんこうが自慢の老舗料理店である。
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旦那横丁のアーチ看板
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松の木通りのアーチ看板
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泉町仲通りのアーチ看板
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旦那横丁 山口楼本店付近
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旦那横丁 壱番街ビル付近
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旦那横丁のキャバクラ
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旦那横丁 中川楼付近
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芸術館通りは、裁判所前交差点から五軒町二丁目のセブンイレブン前交差点まで、延長1.2kmの街路である。沿道には茨城県信用組合、NHK、水戸芸術館、市民会館が立地。ビジネス街の一端を担っているが、遠くからでも目につくのは19階建てのレーベンハイム五軒町レジデンスである。水戸芸術館は美術館、コンサートホール、劇場からなる複合文化施設。エントランスホールには大きなパイプオルガンが設置され、シンボルタワーは高さ100m。完成したばかりの市民会館の前には「永久に」という名のブロンズ像が置かれていた。
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芸術館エントランスホール
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芸術館広場
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芸術館シンボルタワー
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芸術館前の芸術館通り
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市民会館と五軒町レジデンス
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市民会館前のブロンズ像「永久に」
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