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信夫山の烏ヶ崎で笑うオジさんたち。眼下に福島市街が広がっている。そんな崖っぷちで危ないじゃないか。カメラを構える私にサスペンス劇場のシーンがよぎった。ドラマの犯人はなぜか断崖絶壁に追い込まれて告白する。いったいどうして“崖”なのか。雑学研究家の安田氏によれば、映像の背景に看板や人が映っていると視聴者の意識が背景に流れて俳優に向かわず、せっかくのクライマックスシーンが台無しになる。また、自白のシーンは印象が悪く、企業の看板などが映ってしまうと損害賠償請求に発展しかねない。そういうリスクを回避するために、看板も人も映らない崖を利用しているのだそうです。なるほど。
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