地理と地域フォトエッセイ
一番町vs国分町
制作:千本桜 歌麿
公開:2021年10月22日
E-mail:tiritotiiki@gmail.com
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 仙台一番町に「変なホテル仙台国分町」がオープンした。一番町なのに国分町を名乗る変なホテルだ。このホテルは全国チェーンで、東京築地には「変なホテル東京銀座」がある。築地より銀座の方が知名度も高くて格上だから、これはこれで軽く受け流そう。しかし、一番町と国分町の関係ってどうなんだ。地図を描いて確認しょう。二つの街は、稲荷小路を挟んで隣り合っているが雰囲気がまるで違う。一番町は仙台を代表する昼の繁華街で、国分町は夜の盛り場。それで、どっちが格上なんだ。地価を調べてみよう。令和3年度の路線評価額は、広瀬通に寄ったあたりの東一番丁通が1平方メートル当たり157万円、同じく国分町通が60万円。明らかに一番町の方が評価額が高くて格上の街である。あぁそれなのに、せっかく一番町に進出して、格下の国分町を名乗るとは勿体ないことである。

作文 2021年10月22日
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