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茨城県の都市の大きさランキング 昭和40年代
制作:千本桜 歌麿
設置日:2007.9.20  最終更新日:2022.6.3
E-mail:tiritotiiki@gmail.com
はじめに
 皆さんは、どのようにして都市の大きさを量りますか。市町村の人口が多いか少ないかで都市の大きさをイメージしていませんか。しかし、人口の多い市より、人口の少ない町の方が都市的な場合もあります。市区町村の大きさではなく都市の大きさを知りたい。それを発露に、人口集中地区(略称DID)を都市地域とし、DID区域内に立地する金融保険業および卸売業小売業の従業者数を基にして、都市の大きさの算出を試みたのは昭和49年のことでした。今となっては古い統計になってしまいましたが、当時の都市の大きさを記録しておくために当ページを作ることにしました。

※ 基礎資料は「昭和47年事業所統計調査報告」と「昭和45年国勢調査報告」です。

※ 当ページでは「実力人口」「自立度」「連担DID」といった独自の造語を使用しています。詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。

※ DIDとは「Densely Inhabited District」の略で、「人が密集して居住している地区」つまり都市的地域を意味します。以後、当ページは人口集中地区をDIDと記します。

都市の大きさランキング 昭和40年代 実力人口順
都市名:独自基準で命名
実力人口:独自基準で算出 (金融保険業従業者数+卸売業小売業従業者数)× 係数 8
自立度:独自基準で算出 実力人口÷DID人口×100
金融保険業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
卸売業小売業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
DID人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
自治体の常住人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
凡例
黄色 自立度100%以上の都市(自立型)
灰色 自立度100%未満の都市(依存型)

都市名
実力人口
自立度
金融保険業従業者数
卸売業小売業従業者数
DID人口
自治体の常住人口
水戸
251,992
273
6,100
25,399
92,182
水戸市 173,789
日立
120,256
105
1,693
13,339
114,373
日立市 193,210
土浦
80,304
278
1,473
8,565
28,840
土浦市 89,958
古河
51,600
125
706
5,744
41,288
古河市 54,173
下館
33,912
229
605
3,634
14,793
下館市 53,863
石岡
30,096
208
479
3,283
14,487
石岡市 39,508
勝田
22,360
120
410
2,385
18,620
勝田市 66,754
結城
19,800
218
232
2,243
9,073
結城市 39,561
水海道
19,736
257
346
2,121
7,670
水海道市 36,679
龍ケ崎
18,960
190
289
2,081
10,004
龍ケ崎市 37,267
高萩
18,160
130
235
2,035
13,967
高萩市 29,548
太田
16,560
209
330
1,740
7,905
常陸太田市 35,470
取手
16,480
67
256
1,804
24,571
取手市 40,287
那珂湊
16,432
110
242
1,812
14,963
那珂湊市 32,873
笠間
13,840
180
195
1,535
7,698
笠間市 30,522
大洗
11,968
80
72
1,424
14,991
大洗町 21,654
久慈
6,168
76
43
728
8,136
(日立市)
荒川沖
5,792
102
58
666
5,693
(土浦市)
波崎
4,104
45
81
432
9,103
波崎町 27,187
大津
3,360
67
37
383
5,000
北茨城市 48,323
平磯
2,728
50
20
321
5,430
(那珂湊市)

水戸とは、水戸市DIDのことで、水戸市の主たる市街地を指します。
日立とは、日立市I DIDのことで、日立市の主たる市街地を指します。
土浦とは、土浦市I DIDのことで、土浦市の主たる市街地を指します。
古河とは、古河市DIDのことで、古河市の主たる市街地を指します。
下館とは、下館市DIDのことで、下館市の主たる市街地を指します。
石岡とは、石岡市DIDのことで、石岡市の主たる市街地を指します。
勝田とは、勝田市DIDのことで、勝田市の主たる市街地を指します。
水海道とは、水海道市DIDのことで、 水海道市の主たる市街地を指します。
龍ケ崎とは、龍ケ崎市DIDのことで、龍ケ崎市の主たる市街地を指します。
高萩とは、高萩市DIDのことで、高萩市の主たる市街地を指します。
太田とは、常陸太田市DIDのことで、常陸太田市の主たる市街地を指します。
取手とは、取手市DIDのことで、取手市の主たる市街地を指します。
那珂湊とは、那珂湊市I DIDのことで、那珂湊市の主たる市街地を指します。
笠間とは、笠間市DIDのことで、笠間市の主たる市街地を指します。
大洗とは、大洗町DIDのことで、大洗町磯浜.大貫地区の市街地を指します。
久慈とは、日立市II DIDのことで、日立市久慈地区の市街地を指します。
荒川沖とは、土浦市II DIDのことで、土浦市荒川沖地区の市街地を指します。
波崎とは、波崎町DIDのことで、波崎町の主たる市街地を指します。
大津とは、北茨城市DID区のことで、北茨城市大津地区の市街地を指します。
平磯とは、那珂湊市II DIDのことで、那珂湊市平磯地区の市街地を指します。

 当ページは、昭和45年の国勢調査で設定されたDID(人口5,000人以上の市街地)を都市として取り上げています。しかし、基準を満たせずDIDの設定から外れたものの、周辺の村落に対して強い影響力を持つ都市集落もあります。大宮、大子、磯原、鹿島、鉾田、潮来、江戸崎、北条、下妻、真壁、境、岩井などがその例です。都市は常に変化しています。50年後、100年後には、どのようなランキングになっているのでしょう。
 詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。


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