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石川県の都市の大きさランキング 昭和40年代
制作:千本桜 歌麿
設置日:2007.9.20  最終更新日:2022.6.11
E-mail:tiritotiiki@gmail.com
はじめに
 皆さんは、どのようにして都市の大きさを量りますか。市町村の人口が多いか少ないかで都市の大きさをイメージしていませんか。しかし、人口の多い市より、人口の少ない町の方が都市的な場合もあります。市区町村の大きさではなく都市の大きさを知りたい。それを発露に、人口集中地区(略称DID)を都市地域とし、DID区域内に立地する金融保険業および卸売業小売業の従業者数を基にして、都市の大きさの算出を試みたのは昭和49年のことでした。今となっては古い統計になってしまいましたが、当時の都市の大きさを記録しておくために当ページを作ることにしました。

※ 基礎資料は「昭和47年事業所統計調査報告」と「昭和45年国勢調査報告」です。

※ 当ページでは「実力人口」「自立度」「連担DID」といった独自の造語を使用しています。詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。

※ DIDとは「Densely Inhabited District」の略で、「人が密集して居住している地区」つまり都市的地域を意味します。以後、当ページは人口集中地区をDIDと記します。

都市の大きさランキング 昭和40年代 実力人口順
都市名:独自基準で命名
実力人口:独自基準で算出 (金融保険業従業者数+卸売業小売業従業者数)× 係数 8
自立度:独自基準で算出 実力人口÷DID人口×100
金融保険業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
卸売業小売業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
DID人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
自治体の常住人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
凡例
黄色 自立度100%以上の都市(自立型)
灰色 自立度100%未満の都市(依存型)

都市名
実力人口
自立度
金融保険業従業者数
卸売業小売業従業者数
DID人口
自治体の常住人口
金沢
455,032
195
8,699
48,180
232,928
金沢市 361,379
小松
50,048
179
1,049
5,207
27,953
小松市 95,684
七尾
41,936
258
743
4,499
16,235
七尾市 47,855
輪島
16,536
116
222
1,845
14,216
輪島市 33,652
大聖寺
16,416
165
409
1,643
9,978
加賀市 56,514
松任
12,912
122
160
1,454
10,562
松任町 31,099
羽咋
10,848
146
237
1,119
7,414
羽咋市 28,530
山中
7,536
111
104
838
6,817
山中町 13,150
金石.大野
7,048
58
50
831
12,231
(金沢市)
美川
4,440
83
35
520
5,334
美川町 11,619
1,352
22
13
156
6,026
(金沢市)

金沢とは、金沢市I DIDのことで、金沢市の主たる市街地を指します。
小松とは、小松市DIDのことで、小松市の主たる市街地を指します。
七尾とは、七尾市DIDのことで、七尾市の主たる市街地を指します。
輪島とは、輪島市DIDのことで、輪島市の主たる市街地を指します。
大聖寺とは、加賀市DIDのことで、加賀市大聖寺地区の市街地を指します。
松任とは、松任町DIDのことで、松任町の主たる市街地を指します。
羽咋とは、羽咋市DIDのことで、羽咋市の主たる市街地を指します。
山中とは、山中町DIDのことで、山中町の主たる市街地を指します。
金石.大野とは、金沢市II DIDのことで、金沢市金石.大野地区の市街地を指します。
美川とは、美川町DIDのことで、美川町の主たる市街地を指します。
とは、金沢市III DIDのことで、金沢市額地区の市街地を指します。

 当ページは、昭和45年の国勢調査で設定されたDID(人口5,000人以上の市街地)を都市として取り上げています。しかし、基準を満たせずDIDの設定から外れたものの、周辺の村落に対して強い影響力を持つ都市集落もあります。山代、寺井、鶴来、津幡、穴水、宇出津、飯田などがその例です。都市は常に変化しています。50年後、100年後には、どのようなランキングになっているのでしょう。
 詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。


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