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山梨県の都市の大きさランキング 昭和40年代
制作:千本桜 歌麿
設置日:2007.9.20  最終更新日:2022.6.14
E-mail:tiritotiiki@gmail.com
はじめに
 皆さんは、どのようにして都市の大きさを量りますか。市町村の人口が多いか少ないかで都市の大きさをイメージしていませんか。しかし、人口の多い市より、人口の少ない町の方が都市的な場合もあります。市区町村の大きさではなく都市の大きさを知りたい。それを発露に、人口集中地区(略称DID)を都市地域とし、DID区域内に立地する金融保険業および卸売業小売業の従業者数を基にして、都市の大きさの算出を試みたのは昭和49年のことでした。今となっては古い統計になってしまいましたが、当時の都市の大きさを記録しておくために当ページを作ることにしました。

※ 基礎資料は「昭和47年事業所統計調査報告」と「昭和45年国勢調査報告」です。

※ 当ページでは「実力人口」「自立度」「連担DID」といった独自の造語を使用しています。詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。

※ DIDとは「Densely Inhabited District」の略で、「人が密集して居住している地区」つまり都市的地域を意味します。以後、当ページは人口集中地区をDIDと記します。

都市の大きさランキング 昭和40年代 実力人口順
都市名:独自基準で命名
実力人口:独自基準で算出 (金融保険業従業者数+卸売業小売業従業者数)× 係数 8
自立度:独自基準で算出 実力人口÷DID人口×100
金融保険業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
卸売業小売業従業者数:昭和47年9月1日現在 事業所統計調査
DID人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
自治体の常住人口:昭和45年10月1日現在 国勢調査
凡例
黄色 自立度100%以上の都市(自立型)
灰色 自立度100%未満の都市(依存型)

都市名
実力人口
自立度
金融保険業従業者数
卸売業小売業従業者数
DID人口
自治体の常住人口
甲府
250,312
184
5,318
25,971
136,217
甲府市 182,669
富士吉田
35,960
131
525
3,970
27,547
富士吉田市 50,046
谷村
13,896
137
172
1,565
10,108
都留市 31,188
韮崎
13,888
170
356
1,380
8,161
韮崎市 27,267
大月
13,088
260
303
1,333
5,032
大月市 36,858
塩山
12,520
240
143
1,422
5,226
塩山市 26,723
日下部.加納岩
8,864
116
108
1,000
7,667
山梨市 28,653
上野原
8,312
107
129
910
7,734
上野原町 25,729
市川大門
7,784
126
75
898
6,174
市川大門町 13,652
明見
1,552
24
32
162
6,500
(富士吉田市)

甲府とは、甲府市DIDのことで、甲府市の主たる市街地を指します。
富士吉田とは、富士吉田市I DIDのことで、富士吉田市の主たる市街地を指します。
谷村とは、都留市DIDのことで、都留市谷村地区の市街地を指します。
韮崎とは、韮崎市DIDのことで、韮崎市の主たる市街地を指します。
大月とは、大月市DIDのことで、大月市の主たる市街地を指します。
塩山とは、塩山市DIDのことで、塩山市の主たる市街地を指します。
日下部.加納岩とは、山梨市DIDのことで、山梨市日下部.加納岩地区の市街地を指します。
上野原とは、上野原町DIDのことで、上野原町の主たる市街地を指します。
市川大門とは、市川大門町DIDのことで、市川大門町の主たる市街地を指します。
明見とは、富士吉田市II DIDのことで、富士吉田市明見地区の市街地を指します。

 当ページは、昭和45年の国勢調査で設定されたDID(人口5,000人以上の市街地)を都市として取り上げています。しかし、基準を満たせずDIDの設定から外れたものの、周辺の村落に対して強い影響力を持つ都市集落もあります。石和、増穂、鰍沢、小笠原などがその例です。都市は常に変化しています。50年後、100年後には、どのようなランキングになっているのでしょう。
 詳細は都市地域の設定と都市規模 昭和40年代をご覧下さい。


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